ハンバーガーは崇高であるの論、あるいは、生物におけるスケーリング則のエコロジーへの適用

 でかい図体の動物は小さい動物より育てるのに手間がかかり、だから牛肉は食料として貴重である*1。であるからその肉を粗末にすることはできないのであってクズ肉のような部分でもミンチにしたりして喰う。ひき肉料理のうちでもハンバーグは手間がかかり、とても崇高なんである。

ちかごろ、グルメ・ハンバーガーなどと呼ばれているが、そもそも、ハンバーガーがひとつ百円という事態の方が異常なのであって百円のハンバーガーを実現可能としているUSAというシステムを疑ってみる必要がある。アメリカ人はみんな狂牛病に犯されて狂っていると考えた方が納得のいくこともいろいろある。
本川先生のご高著によると、哺乳類などの恒温動物よりも魚類などの変温動物の方が、エネルギー効率の良い食料なのだそうだから、さかなさかなさかなー、さかなーをたべーよおー、なのである。
でも、たまのゴチソウとしては牛肉を喰うんである。

*1:

「長生き」が地球を滅ぼす ― 現代人の時間とエネルギー ―

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