money お金

ossa2004-01-15

「人生の散文をあらわし、客間では口にされるときにはほとんど必ず弁解をともなうお金というものは、その作用と法則において、バラのように美しい。」ラルフ・ウォールド・エマソン


美しい言葉。
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デートリッヒのABC(ISBN:4845989778)

計算貨幣はある実体貨幣に基盤を置く観念的な貨幣で、価値の尺度と価値の度量標準、計算の手段として機能する。
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数量化革命:ヨーロッパ覇権をもたらした世界観の誕生(ISBN:4314009500)

形式論理の仮面をかぶり甲冑で武装したこの異形の預言者は、やがて[snip]自らの予言に都合のよい事象ばかりを恣意的に選択することによって、公然と自己正当化を図るようにもなっていったのです。そのため、現実とは遊離した架空の基準に従う社会の出現を見るようにもなっていったわけなのですが、ある意味ではそれはひとつの人間疎外--あえて名づけるならば数学的人間疎外とでもいうべきものの誕生であったのかもしれません。
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人間は、「人間」、すなわち「意識するもの」であろうとするがゆえにこそ、物事の明瞭な意識化、換言すれば自他の明確な分離を図り、その結果として成長を遂げるのですが、自立に伴う生の不安という負の代償もまた当然のように増していくのです。だからといって、不安に耐えかねるあまり、見かけだけの安定を求めて苦しみ抜きの安直な一元化へと逃避していくとすれば、分離に伴う不快感や不安感はなくなってしまうかわりに、意識は再び眠りの海へと沈み落ちてゆくことになるでしょう。
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本田成親, 確率の悪魔−科学理論と現実のはざま(ISBN:4769204493)

  • 図書館で、なるほどと思った箇所を3つメモしてきた。
  • 仮説1:マネー(カネ)とは美しき甲冑を着た赤いバラである。
  • だからどうした、と言われても困る。

おカネのことは、いま思えてる最中だから少し待ってて下さい。(いつものイイワケ)