偽装コロッケ

食品偽装といえば、今回の騒動の元祖はミート・ホープ社で、ミートホープといえば、偽装コロッケである。芸人はニセモノが出てくれば本物、という。さぞやコロッケさんも本望であろう。でも、コロッケってもともとモノマネ芸人だわな。
しかし、今回の食品偽装騒動の被害者って具体的に誰なんだろう?偽装された商品を食べて死んだとか病気になったという話は寡聞にして聞いたことがない。「事件」そのものの発端も被害者や消費者からの告発ではないんじゃないのか。喰ってて分かんないんなら別にそれでいいやん、とも思うし、逆に過度のグルメ・ブームやブランド信仰を戒める意味で、たまにはこういう問題が起きたほうが良いのでは?とさえ思う。「これを機会に管理監督を強化する」なんて言われると、農林水産省が省益拡大の触手を伸ばしてるんじゃないの…とか、あらぬ疑いも脳裏をかすめる。食肉業界に省益の希望を見出すからミート・ホープ事件、なんつって…。
農林水産省が食品安全キャンペーンにコロッケさんを起用するとか、コロッケさんの物まねをする芸人が出てくると面白いと思う。
赤福が食べられなくなるとヤだな。