サラ金のテレビCMの中止を求める意見書 by 日本弁護士連合会

ossa2004-08-19

意見の趣旨:現在も利息制限法違反の営業を続けている消費者金融(いわゆるサラ金、以下「サラ金」という)のテレビCMを、直ちに中止することを要望する。
[snip]
前述のとおり、大手5社の広告費は700億円にも達するといわれ、テレビCMの商品別の広告費では、サラ金CMを示す「その他の金融」が第3位となっている。(ビデオリサーチ社 テレビCM視聴率 広告の動向 テレビCM調査書2001)。
2004年5月8日 日本弁護士連合会

ガルブレイス*1さんが主張したように「利潤を追求する企業の広告を通じて不必要な財への人工的要求が消費者側に作り出される。したがって、生産が消費者の欲望を作り出す」*2
そしてその欲望を利用する金貸しの広告なわけだから。
例えば「ほのぼの」とかいうイメージ戦略、
それでいいんかい?とは思うわけだ。
「ほのぼの○○○」なら、なんでもアリか?

日本弁護士連合会の意見書はどれも考えさせられるものばかり、なので、いっぺん見てみそ。

*1:

ゆたかな社会 (同時代ライブラリー)

ゆたかな社会 (同時代ライブラリー)

*2:

ミクロ経済学 (現代経済学入門)

ミクロ経済学 (現代経済学入門)