兵器産業縮小計画

Walther P38
さて、ここで問題です。
ルパン三世といえばワルサー P38。
では、銭形警部の使っていた拳銃は? *1
ワルサー社のカタログ*2にはP38ってちゃんと載ってるんだが、いまでも売ってるのだろうか?
さて、日本の拳銃といえば、南部十四年式拳銃が有名だ。
南部銃製造所の歴史はWar Birds*3に詳しい。曰く

1.大正14年 南部麒次郎、大倉財閥系として「南部銃製造所」創立。
2.昭和11年「南部銃製造所」、同じく銃関係製造業の「昭和製作所」、
  同じ大倉財閥系の「大成工業(株)」の3社が合併し「中央工業(株)」
  と社名変更。中央工業南部工場と称する。時代を反映し、各種拳銃、
  38式小銃、99式軽機等製造。
3.昭和20年8月、終戦。一切の武器の製造禁止。会社は休眠状態となる。
4.昭和21年1月、GHQ、警察官等、治安維持公用に拳銃の所持を許可。
5、昭和24年5月、南部麒次郎 死去。81歳。
6、昭和27年頃?「新中央工業(株)」と改称して再出発。米軍、警察、
  保安隊(自衛隊)の銃の修理、航空機武装品整備の仕事(特機)を復活。
7、昭和31年、「新中央工業(株)」にて警察官用国産拳銃(回転式)開発開始。
8、昭和35年、警察庁、ニューナンブM60として正式採用。
9、あい前後してニューナンブM57A、M57B等の自動拳銃も試作。
10、昭和56年、「日本ミニチュアベアリング(株)」と「新中央工業(株)」
  合併(吸収合併)し、「ミネベア(株)」と社名変更。
  銃、特機部門を ミネベア(株)大森製作所と称する。
11、昭和56年、陸上自衛隊、スイスSIG社 P220 9mm拳銃採用。
  ミネベア(株)大森製作所にて ライセンス生産開始。

「戦争に負ける」以外では武器製造業の縮小は難しい。