交通取締り--柄谷行人、その可能性の中心 #7

ossa2004-05-10

伊藤仁斎は、「道」とは人が往来するところだといっています。これは当たり前のようにみえて非常にすぐれた認識ですね。つまり、彼は道理あるいは起源(根拠)に大して「交通」を持ってきたのですから。しかし、この認識を彼は『論語』から得たのです。とにかく、日本独特の哲学などという考えそのものがだめなのです。江戸の思想家たちは、まだそんなふうには考えていませんでした。朱子学は「世界的」思想だったし、それに対して彼らは真正面から取り組んだ。“オリジナリティ”は、そこからしか生じないのです。
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江戸の注釈学 in 言葉と悲劇 ISBN:4061590812

伊藤仁斎の旧宅(古義堂)は京都府京都市上京区東堀川通出水下ル*1にある。堀川下立売と言った方が分かりやすいが、京都の住居表示はよーわからん。ちなみに、京都府警察本部は上京区下立売通釜座東入藪ノ内町で、この近く。
いっぺん、おこしやす*2